薬師寺 大谷 徹奘

公開法話会のご案内メールをご希望の方はこちら


よっぽどのご縁を頂いている皆様へ。 薬師寺の大谷徹奘です。 皆さんとのご縁に心より感謝申し上げます。 今日は「メールde法話会」ではなく、熊本県南部を中心におきた水害で、被災された方々に、心をお寄せ頂きたく配信致しました。 ●心よりお見舞い申し上げます。 熊本県南部を中心に大きな水害が起きてしまいました。多くの貴いお命が奪われ、悔しくてなりません。被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。 決して天は恨んではなりませんが、「また今年もか」と思わず呟いてしまいました。 被災があれば現地に向かうことを信条としている私ですが、コロナ禍によって遠くから祈りを捧げることしかできない自分に歯がゆさを感じています。 読経の最後に願い事を声に出して唱える「祈願」の一節があります。 私はどんな時も必ず「風雨順次」を唱えさせていただいているのですが、水害、風害などの天災が起きるたびに、祈りが足らないことを思い知らされます。 同じ国民の皆さんが傷つくことは、本当に耐えられません。 皆さんも決して心の中で「自分が被害に遭わなくてよかったな」などとは思わずに、災没された方々のご冥福と、被災された方々の「身心安楽」(しんじんあんらく)を願って下さい。 合掌 2020/07/06